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1日の授業も終わり、今は帰りの会の真っ最中。
「あれ?」
愛菜はランドセルに付いているウサギのぬいぐるみキーホルダーが赤く光っているのに気付いた。
これは地球に敵が迫ってきているサイン。
「レイレイ」
愛菜は前の席の麗華の背中をつついた。
「なによ」
麗華は顔は前に向けたまま、少しだけ体を愛菜に向けた。
「敵が来たみたい」
「そうみたいね。サンが光ってる」
そう言って麗華は自分のランドセルに付いている愛菜と同じキーホルダーを指さした。
実を言うと、このキーホルダーは生きている。
愛菜たちが魔法少女になる時、パートナーの妖精の力を借りる。
そのパートナーが愛菜たちのランドセルに付いているキーホルダー、もとい妖精なのだ。
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