嫌われ者

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ある道端に犬が捨てられていました。 薄汚い、みすぼらしい犬でしたが、プライドはとても高い犬でした。 犬は野良犬や野良猫を見るたびにいつも言いました。 「あぁ、やだやだ。ゴミをあさって、はいずり回って。惨めったらしいね。不様、不様。俺はそんなことするなら迷わず死ぬね。」 街の野良犬や野良猫は、この犬が嫌いでした。
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