キバの過去、キングの過去

6/6
前へ
/530ページ
次へ
「渡、そろそろ時間だ。」 と駆け寄るのは兄の太牙である 渡「ありがとう。兄さん、ここまで来られたのは兄さんのおかげだよ…」 太牙「…あぁ。さっ、早く行け。遅れるぞ!」 と太牙は渡の背中を押す。 渡「兄さん、行ってきます」 渡は城の扉をゆっくりと開けて外へ出て行く。 太牙「成長したな。渡。さぁ、俺も仕事だ。」 太牙は渡を見送った後、自分もその城から出て行った。 いびきをかいて眠る竜の城『キャッスル・ドラン』から――
/530ページ

最初のコメントを投稿しよう!

318人が本棚に入れています
本棚に追加