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「渡、そろそろ時間だ。」
と駆け寄るのは兄の太牙である
渡「ありがとう。兄さん、ここまで来られたのは兄さんのおかげだよ…」
太牙「…あぁ。さっ、早く行け。遅れるぞ!」
と太牙は渡の背中を押す。
渡「兄さん、行ってきます」
渡は城の扉をゆっくりと開けて外へ出て行く。
太牙「成長したな。渡。さぁ、俺も仕事だ。」
太牙は渡を見送った後、自分もその城から出て行った。 いびきをかいて眠る竜の城『キャッスル・ドラン』から――
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