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風邪
隼竜隼
『けほっけほっ』
マジ最悪…風邪引いたし!つれぇ…なにより竜に会えねぇ
『けほっけほっ』
…会いてぇな…けど風邪はうつしたくねぇ…でも
『竜…』
『…なんだよ』
はっ?ありえないっしょ…なんで?いんの?あれ?これは
『夢?』
『夢じゃねぇよ』
ばこっと何かなげてきた
『…仮にも…げほ…俺びょう…』
なげてきたのは風邪薬で
『竜!』
顔あげたら竜が何も言わず部屋からでてくから追いかけようとして
『ばか…別に帰らねぇよ…ちょっと待ってろ』
そう言って出ていって15分くらいたってコップに水と何か湯気がでたのがきた
『あ~その…水なしじゃ…辛いだろうし…どうせ何も食べてないだろうし…その…おかゆなら食いやすいかな?って』
『竜』
『なっ何笑ってんだよ!べっ別に無理して食べなくていい』
『いやちがくて』
『…なんだよ』
『嬉しい』
『…!………』
『竜?』
『いっいいからさっさと食べろ』
ばかじゃね?なに嬉しそうにわらってるんだかこっちが嬉しくなんじゃん…こうゆうとこ隼人はずるい…なんだよ…恥ずかしい
『竜…』
『なんだよ』
『俺さ…今日おまえに会えないかと思って…寂しかった』
『……』
『だから今日きてくれてありがとな…会えて嬉しい』
俺もだよ隼人…なんて素直に言えないから
『もう来ないぞ』
『え?』
『だから…さっさと治せ』『!!』
『…早く元気になれよ!』
でも精一杯の気持ち…多分おまえなら分かってくれるって信じてる
『うん…ぜってぇ治す…』
なぁ竜それって元気な俺と毎日会いたいってことだよな?
『竜愛してる』
『!!』
『ばか…病人にいま本気で』
『うるせぇ』
素直じゃない…でもそこも全部愛してる
素直になれない…本当は嬉しい…だけど隼人なら分かってくれるよな?
いつか言うよ
俺も愛してる
END
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