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ミンダリア公国の首都
その名もなんのひねりもなく
ミンダリア
その大通りから
少し離れた場所にあるのが
我らがギルド本部
ただ本部と言っても各地に
支部がある訳ではありません
ハンターを支援する為の
サポーターと呼ばれる人員なら
各地に点在していますが
依頼の受け付けとハンターの派遣を
行っているのはこの
ギルド本部だけなのです
そんな本部の一室
いつもの指定位置ギルドマスターと
扉に書かれた部屋で私は
頭を抱えていました
「こんなの絶対に
嫌がるでしょうし…何て説得すれば
いいんでしょう。」
手にしているのは
ミンダリア公国の主、
ミンダリア七世直々の手紙
元々、王国に使える
家臣であった初代ミンダリア公爵が
この北方地域の発展を
命じられ独自裁量権を与えられた
事から始まったミンダリア公国
王国の庇護から抜け出し
国として独自を果たした今でも
ミンダリア公国の人々は
初代公爵の偉業を称え
この国を公爵の作った国との
意味を込めて公国と呼んでいます
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