453人が本棚に入れています
本棚に追加
多々あるスペシャリストの中から
その依頼に最も適した
人材を派遣しなくては依頼は
完遂できません
そこで活躍するのが
現在進行形で机に山積みされた
書類に埋もれそうになりながら
依頼事に仕分けをしている
この私、ギルドマスターなのです
ちなみに私は人事と
情報処理のスペシャリストですね
「これで今週の依頼は
仕分け終わりましたね…、
後はメオィに任せますか。」
小分けされた書類の丘を眺めながら
私が満足感に浸っていると
ドカンと、大砲でも当たったかの様な
勢いで部屋の扉が
思いっきり開かれました
ふっ飛んだ蝶番が
私の手元まで飛んできます
「おい、居るんならいるで
さっさと返事をしろ。」
開かれた…もとい無残な残骸と化した
扉を踏みつけて現れたのは
全身黒に統一された
マントと銀の仮面を被る男
暗い廊下で鉢合わせすると
大抵オバケと間違われます
最初のコメントを投稿しよう!