短編集1

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香×菊 『cold』 それは雨が降っていた日のこと 私の家に香さんがいらっしゃいました 「香さんいらっしゃい…」 「邪魔する…」 香はゆっくりと菊の家へ上がった 「今日は…何用で?ケホケホ」 「ああ…」 香はゆっくりと菊の顔を見た 「菊…have a cold?」 「多分…」 顔を少し赤くした菊に香は近づいていった 「ちょ、ちょっと近いですよ」 「いいや…very goodだ」 香はそのまま菊を自分の体重で押し倒した 「な、何考えてるんですか!」 菊はバタバタと暴れた 「don`t warry俺が治してやる」 香は唇を菊の唇に近づけた 「!」 しばらくの間静寂の空気が流れた 「もう大丈夫…って」 香が再び菊の顔を見ると、菊は静かな寝息をたてて眠っていた 「まったく…」 香は菊にそっと布団をかけてやってから側によってゆっくりと眠りについた end
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