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ネカネさんが帰ってきてから一週間がたったある日。
ラギ達は昼食を食べに近くの店に向かっていた。
歩いている途中、ふと気になったのかネギがネカネさんに質問する。
ネギ「ねえお姉ちゃん。僕のお父さんって、どこにいるの?」
ネカネさんはいきなりの質問で少し驚いていたが、すぐに落ち着いてネギに話す。
ネカネ「…お父さんにはね、死んでしまってもう会えないの。」
ネギ「……もう会えないってどーゆーこと?
…お父さんどこか遠くへ引っ越しちゃったの?」
ネカネ「……そうね。遠い国へ行ってしまったの。
『死んだ』というのはそういうことよ。」
ネギ「じゃあさ、じゃあさ。もし僕がピンチになったら、お父さんは来てくれるの?」
ネギがそう言うと、ネカネさんが困ったように言葉を濁す。
ネカネ「う~~ん。そうね……」
ラギ「大丈夫ですよ兄さん。
父さんはいつかきっと来てくれます。…だからそれまで一緒に待っていましょう。」
ラギがそう言うと、ネギは顔を輝かせながら言った。
ネギ「そうだよね!いつかきっと来てくれるよね!!」
ラギ「ええ。だから待っていましょう。父さんを信じて…」
ネギ「うん!!」
ネギが勢いよく返事をすると、どこからか声が聞こえた。
???「あなた達バカねー。」
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