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月日は流れ、ついにラギとネギが3歳になった年の冬。
ラギはいつものように魔法の練習をしていた。
ネギ「ラギ、暇だからまた釣りでも行かない?」
近くで絵を書いていたネギがそう提案してくる。
ラギ「いいですね。
それじゃあ、久しぶりに勝負でもしませんか?」
ネギ「うん!じゃあ釣り道具とってくるね!」
そういうと、ネギは勢いよく部屋を飛び出した。
それを見届けると、ラギは壁にかけてあるカレンダーを見る。
すると今日の日付のところに『お姉ちゃんの帰ってくる日』と書かれていた。
ラギ「……遂に来たか。」
ラギはそっと呟いた。
--2時間後--
ネギ「む~~。何でいつもラギに勝てないんだろう?」
ラギ「でも兄さんは徐々に追いついて来てますよ。
今日なんか2匹差ですし。」
ネギ「そうなんだけど……。
あ!忘れてた!!」
突然ネギが立ち上がる。
ラギ「どうしたんですか?」
ネギ「今日、ネカネお姉ちゃんが帰ってくる日だった。
早く村に戻らなきゃ。」
ラギ「そうでしたか。
それじゃあ、急ぎましょう。」
ラギとネギは走りながら、村に戻っていった。
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