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ナギは目の前の子が自分の息子だと分かると、一瞬驚いたがすぐに理解した。
ナギ「…そうか。お前が…ネギか。」
そう言うと、ナギはネギに近づき頭を撫でた。
ナギ「大きくなったな…。」
ネギ「…お父さん。」
ネギがナギに抱きつく。
ナギ「悪いな、お前には何もしてやれなくて。」
ネギ「ううん。今、来てくれただけで嬉しいよ。」
ネギはナギに微笑んだ。
すると、どこからか声が聞こえる。
ラギ「父さん!早く助けてください!」
二人が声の方に振り向くと、そこにはラギが『干将・莫耶』を両手に持ち、必死に悪魔達の攻撃を防いでいた。
ナギ「あ~悪い悪い。忘れてた。ラギも大きくなったな。」
ラギ「そんなことどうでもいいですよ!!
早く!そろそろ…持たない。」
そして、遂に悪魔達の攻撃を捌き切れなくなり、攻撃が当たりそうになるが。
ナギ「今のは危なかったな。
でも良く頑張った。
後は俺がやるからお前はネギとどこかで休んでろ。」
悪魔の攻撃を受け止め、いい笑顔でラギを見ているナギの姿があった。
ラギ「わかりました。
まったく、助けに入るのが遅いんです。」
ナギ「だから悪かったって。
ほら、ネギが待ってるぞ。」
ラギはまだナギに文句を言いたかったが、渋々ネギの方に歩きだす。
ナギはラギがネギの所についたのを見届けると
ナギ「よし。それじゃあ始めるか。」
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