エピソード1:荒野のハンター

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「やられた…」 荒野のど真ん中に一人の男が立ち尽くしていた 男の名は『ハヤテ』ハンターである。 ハンターをやってはいるが、ハヤテはまだ戦車を持っておらず、ハンターとしてはヒョッコ ハンターは自分専用の戦車を持って初めて一人前のハンターとして認められるのだ しかしハヤテは『ヒョッコ』と言ってもハンターの戦闘能力は低くはなく、並のソルジャーに負けず劣らない程である。 中にはソルジャーばりに身一つで賞金首を追うハンターも存在するが、戦車はハンターのステイタスと言っても過言ではなかった 戦車を手に入れる為に地道に白兵戦で稼ぎ、ようやく貯まった資金を戦車探しを生業にする戦車請負人に渡し念願の戦車を手に入れるはずであったが…BSコントローラーに請負人から指定のあった場所に行けばガラクタが置いてあるだけ ハヤテは地道に貯めた全財産を騙し取られたのであった 「はぁ…どうすっかな…腹も減ったし…これから先の宿代も…」 ハヤテは脱力感にうなだれながらぼやくと、遠くから銃声が響き、悲鳴も聞こえてきた
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