序章 祝宴
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今は一仕事終えて"みんな無事でよかったね"の祝杯をあげているところである。 「そんなに酒も飲めんくせに大口たたくな!」 髭をたくわえた小柄な男が2杯目を注文しながら言う。 右耳のピアスは緑だ。 彼の名はバルソム。 ドワーフの戦士で前衛を務める頼もしい仲間だ。 「あんたは特別なのよ。底無しの樽なんだからさぁ。」 そう言ったのは細身の小柄な女の子。 右耳のピアスは黄色だ。
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