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これだけでも華麗の心はポキポキと音をたてて折れているのだが、華麗の心を曇らせる原因は他にもある。
そして、そっちのほうが更に深刻だった。
華麗の大好きだったおじいちゃんが亡くなった。
それから既に三日も経っているのだが、華麗は未だその悲しみから立ち上がれていなかった。
式に出て別れを告げても、華麗の心にたしかな空白を遺した。
それほどまでに、華麗の思い出の中のおじいちゃんという存在は大きかった。
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