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今日は三日ぶりに学校に行く。 いつまでもおじいちゃんの死を引きずり学校を休んでいるわけにはいかない。 立ち直らなければと意気を張り、最後の一口を放り込んだ。 「行ってきます」 母親にそう告げて華麗は家を出た。 玄関を出た華麗を照らしたのは、目が痛くなるくらいに眩しい朝日だった。
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