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こういうのを腐れ縁と呼ぶのだろう。しばらく会わないと思えばふとしたことでお互いが連絡とりあいまた延々と話しが続く。
マルチに二回くらい誘われたこともあったかな。そのころはマルチに対して全く無知で危うく二回とも騙されそうになった。
らんらんと熱を帯びたように目を輝かせて語られるとつい信じてみたくなってしまうのだ。今、思えばよっぽどお金に困っていたのだろう。
「AVでよっかな。」ってセリフも何度か聞いたことがある。裏を返せば実家には二度と戻らないということだ。
俺もその頃は二度と実家に戻る気は無かった。ずっとこの地ではいつくばって生きてくつもりだった。
そう、その子はほっとけない子だったのだ。リストカットしてたこともあった。その後は会う度にもうやってないか手首をチェックする癖がついた。
たまに水道やらなんやら止まってるしほんとギリギリで生きてるし・・・
その頃の自分もその頃はギリギリだった。電気とかが止まるとかは無かった。その日その日を生き延びるのにせいいっぱいだった。
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