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 生まれてこの15年でこんなにも驚いたことがあるだろうか、というくらい愛流は驚愕した。  まだたったの15年と11ヶ月しか生きていないが、その大半を共に歩んできたと言っても過言ではない者からの突然の告白に、愛流はただただ驚くしかなかったのだ。  その大きく見開かれた瞳の先には、女なのか男なのかわからぬ風貌の人間が映っている。 「あ、愛流‥‥?」  その人物が自分に向かって、なんとも申し訳なさそうにと話しかけるも、愛流は言葉を返す事すらできない。  驚いた愛流の頭の中をくるくると巡る思考という名の微電波は、どうやら混乱と呼ばれる状態にあるようだ。  そんな状態中でも、愛流は絡まりあった思考の片隅で必死にこの状況を理解しようと務めた。
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