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朝、起きればいつものようにソファで彼女が寝ている。
起こすと厄介だ。また朝からいつもの文句を言われるだろうから。
起こさないようにそっと足音を立てないように台所へ向かう。
どっちにしろ料理を始めれば匂いと物音で目が覚めるだろう。
それでも私が料理の前に起こさないのは、彼女に何が食べたいとかいうリクエストをさせないためだ。
今日はいつもより早めに起きれた。
なので、ちょっと豪勢に目玉焼きとかサラダとか、それっぽいものを作ってみる。
冷蔵庫を開けて、レタス、トマト、卵を三つほど取り出す。
これだけじゃあ寂しいから、ブロッコリーとかも添えてみよう。
冷蔵庫を閉めると、彼女の声が聞こえてきた。
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