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ある雨の夜のこと。 俺、明堂黒夜は暗い夜道を歩いていた。 この日は野暮用が入り、少し長引いてしまったのだ。 『はぁ‥‥遅くなっちゃったよ‥‥白夜が心配してるだろうな‥‥‥‥』 俺には双子の兄がいる。 明堂白夜。とても綺麗で自慢の兄だ。少し過保護だけど。 『まあ、良いか‥‥』 俺は能天気だ。
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