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「馬鹿らし。もう寝よーっと」 明かりを消して瞳を閉じる。 馬鹿らしいけど… 少し期待している自分がいた。 もし… これが本当に当たったら きっとこれからの毎日、 絶対楽しいに決まってる。 …まあきっと 当たらないんだろうけど。 期待するだけ無駄かな。 だけど私には 何だか突っ掛かっていた。 自棄に言い切っている文章。 不安と期待のまま深い夢へと墜ちた。 …朝だ。 やっぱり何も変わらない朝だった。
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