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時間はあっという間に過ぎた。 意外にも私は占いが楽しみだったようだ。 いつもとは、何かが違う気がした。 例えるなら…そう、 クリスマスにプレゼントを待つ子供になったような錯覚。 私は家に帰ると携帯を鞄から取り出した。 そしてすぐにサイトを開く。 まだ更新までには充分時間がある。 それでも開かずにはいられなかった。 サイトを見ていると、 不意にメールの着信音が鳴った。 「え…?このサイトからじゃん…」 どうやら、細かい設定をしなきゃいけないらしかった。 名前、誕生日、血液型、利き手、出身地など… 全部で30ほどの登録が必要だった。
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