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レイナはギロリとシルバーを睨むとため息を就く。
「先生、もっと真面目にしてください」
「私は真面目だよ?校内で決闘が始まれば退学処分だ」
「・・・わかってます。アラン」
レイナに呼ばれアランは嫌そうな顔をする。
レイナははっきり言って敵なのか味方なのかよくわからない。
わかる事があるとすれば、とてつもなく、プライドが高く怒らせると怖いこと。
アランがそんな事を考えていると、レイナに頭を叩かれた。
「痛て」
「私の話を聞きなさい。カーライルに嫌な事されたらちゃんと言いなさいよ。馬鹿じゃないの?」
「酷・・・僕だって言い返せるさ。ただスキルが無いから」
「スキルを言い訳にしないで。それだと、カーライルと同レベだわ。貴方が変わらなければ、カーライルはやめないわよ・・・私は授業なので戻ります」
レイナはそう言い放つと、シルバーに一礼をして、教室へと帰って行った。
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