序章

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ここは、ウェイトベージュと呼ばれる世界。 ウェイトベージュは二つの国に別れていた。 西はディエント。 東はローリディアンテ。 両国共に能力(スキル)主義帝国。 スキルとは、特殊な能力の事である。 ウェイトベージュに生まれた者は全員が一つは必ず持っている。 大きく別けて、"火""水""風""雷""守""光""闇""氷""無"がある。 スキルを沢山持つものが優遇される両国はいつの頃からか領土を拡大するために壮絶なスキル戦争を繰り広げていた。 いつしか両国はそれぞれ強い兵士を作り出すために、国立の学校を作り出した。 十~十九歳までが強制的に通わされ、スキルを磨き、国のために戦う兵士と否応なしに仕立てあげられていった。 これは、そんな学校で起こった話である。
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