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「邪魔だ!!!スキル無し」
「ぶつかって来たのはそっちだろ・・・」
アランは弱々しい声で反抗する。
それが、カーライルの釈に触ったらしい。
カーライルはアランの胸倉を掴み、おもいっきり壁にたたき付けた。
「うっ・・・」
頭を強く打ち付けアランはその場にしゃがみ込む。
頭を押さえてうずくまるアランを見てカーライルを含めた、多くの生徒が笑い出す。
アランは顔を上げてカーライルを睨む。
「何だよ、その目は。俺は二つもスキルを持っているんだぜ?スキルを持たないお前より、格が違うんだよ。頭を下げろよ」
「嫌だ・・・あんたのような奴に誰が頭を下げるか」
「何だと?スキル無し!!!お前、俺に盾突くのか!?」
カーライルは声を荒げる。
「僕の名前はアランだよ。カーライル」
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