白玉楼

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妖夢「では行きます!はぁ!」 妖夢が再び突っ込んできた 桜也「今度は正々堂々勝負が出来るな。ふぅ!」 キン!キン!と刀同士がぶつかる音が白玉楼に響く 妖夢「よっと!…やりますねぇ。さっきより強くなりましたね。」 桜也「咲耶姫の力が加わったからな。当社比1.5倍だ。」 妖夢「例えが分かりませんが…仕方ありません。」 妖夢は背中に背負ったもうひとつの刀を鞘から出して構えた。 桜也「桜観剣と白楼剣か…本気ってことだな。」 妖夢「ええ本気です。あなたがパワーアップしたなら私もパワーアップしなきゃ不公平です。」 桜也「何じゃそりゃ…」 妖夢の若干意味の分からない言い訳に苦笑する桜也 桜也「咲耶姫、なんかパワーアップ能力はないのか?」 花咲耶(もうありません) 桜也は現実を突きつけられて少しへこんだ 桜也「だよなぁ…どうしよう?」 咲耶姫(スペルカードを作るしかないですね) 咲耶姫の一言に桜也に電流が走った 桜也「忘れてた!早速…」 作るっと言おうとした時 妖夢「またあなたはぶつぶつと!闘うならちゃんと闘いなさい!人鬼『未来永劫斬』」 妖夢がスペルカードを使ってきた。 桜也「わ――!!汚いぞ!人がスペルカードを作ろうとした時に。」 桜也はどうにか妖夢の不意打ちを刀で防ぎ、距離をとるために後方に飛んだ。 桜也「よし!思いついた。不意打ちをした罰だ妖夢くらいやがれ!桜符『妖桜の百花繚乱』」 桜也は木之花咲耶姫で空間を一閃した。すると一閃した所から桜の花びらが現れた 桜也「おらおらおらおらおら!」 桜也は素早い動きで妖夢の周りを斬っていく 妖夢「こ、これは…避けにくい…ですね。」 妖夢はどうにか避けているが、いっぱいいっぱいのようだ 桜也「どうする降参するか?」 妖夢「しません!」 桜也の提案は一瞬で却下されてしまった。 桜也「本当は使いたくないんだが、降参しないなら仕方ない。3枚目だ。桜嵐『木之花咲耶姫―満開―』」 桜也がスペルを宣言すると桜也の手にあった木之花咲耶姫が消えた。 咲耶姫(私の桜に見取れなさい!) 妖夢に美しい色をした大量の弾幕が迫った。 妖夢「………無念です。」 妖夢は目を閉じて避けるのを止めた 死符『ギャストリドリーム』 妖夢に迫った弾幕が相殺された
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