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妖夢「この弾幕は…」
妖夢が呆然としていると
幽々子「大丈夫、妖夢?ケガはないかしら?」
まったりとした足どりで西行寺 幽々子が歩いてきた。
妖夢「幽々子様!私は大丈夫です。かすり傷程度です。それよりも大変です!侵入者です!」
幽々子「ふふ…そうね。」
幽々子は桜也の方を向いた。
桜也は再び剣をかまえ臨戦態勢をとった。
幽々子「あなた、名前は何て言うのかしら?」
桜也「緑川 桜也…人間だ。それよりも西行寺 幽々子、お前も俺と闘うのか?」
幽々子「まあまあ、少し落ち着きなさい。あなたのことは少しばかり知っているわ。あなたは紫に外の世界から妖桜と一緒に連れてこられた外来人でしょ?」
幽々子の言葉を聞いた桜也は「やっと話せる人が来たぜ…」と言って剣を鞘に戻した。
桜也「紫に聞いたのか?」
幽々子「ええ、災難だったわね妖夢に見つかっちゃって。」
桜也「本当だよ。いきなり斬りつけてきたんだぜ‥当たってたら幽霊になってたよ‥」
そう言って桜也と幽々子は妖夢を見た。
妖夢は状況についていけてないようだ。
妖夢「え~と…つまり、そちらの方は侵入者ではないと?」
幽々子「紫の神隠しにあって、運悪く白玉楼に落ちてきてそして妖夢に斬られそうになった可哀想な人間ね。侵入者ではないわね。」
妖夢「ご、ごめんなさい!!そうとは知らずにいきなり斬りつけようとしてしまって‥」
妖夢は桜也に向かってすごい勢いで謝ってきた。
桜也「気にするなって妖夢。おかげで能力と相棒を手に入れられたし。」
妖夢「うう…そう言っていただけるとありがたいです。」
幽々子「妖夢もまだまだ半人前ねぇ~」
妖夢「努力します…」
幽々子「さてと、誤解も解けたしどうかしら桜也、白玉楼でお茶でも飲まない?謝罪をかねてお菓子も出すわよ。」
桜也「ご馳走になろうかな。ここに来てから何も食べてないから。」
幽々子の提案に桜也は喜んで乗った。
幽々子「決まりね。行きましょう妖夢。」
妖夢「はい!では、緑川さんも‥」
桜也「桜也でいいよ。後、敬語も使わなくていいよ。」
妖夢「では…桜也さんでいいですか?」
桜也「いいよ。」
妖夢「私のことは妖夢と呼んでください桜也さん。」
桜也「もう呼んでるけどね~」
妖夢「う…そうでした。」
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