白玉楼

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光りだしたかと思ったら突然刀が浮き上がり、信じられないことに形を変え始めた。 どんどん形を変えていく刀。その形が人間の姿になっていった。そして木之花咲耶姫は光り輝くのをやめた。 咲耶「何ですか?桜也?」 刀だった木之花咲耶姫は普通の人間の女の子になっていた。 これには桜也も言葉を失ってしまった。紫と幽々子も純粋に驚いていたし、妖夢なんて口を半開きにして固まっていた。 咲耶「…何故皆さんは黙っているのでしょうか?」 木之花咲耶姫の言葉にみんな我に返った。 幽々子「桜が刀になった事にも驚きなのに…」 紫「人の形になれるなんて……理解の遥か上にいっているわねぇ…」 桜也「人の形になれるなら言ってくれよ木之花咲耶姫。」 妖夢「……………」←クライマックス過ぎてついて行けない 四者の反応に木之花咲耶姫はクスッとかわいく笑った。 咲耶「面白い反応ですね皆さん。そしてごめんなさい桜也…あなたをびっくりさせたかったの。あと、桜也…私のことは咲耶と呼んでほしい。」 桜也「あ、ああ。分かったよ咲耶。」 桜也は咲耶姫の真剣なお願いに動揺しながら頷いた。 咲耶「ありがとう桜也。それで、私に質問があるんですよね?」 桜也「そうだった!実は何で咲耶は俺のためにここまでしてくれるんだって事を聞きたくて呼んだよ。で、なんで?」 咲耶「え!いや……あの……その……えっと……」 桜也の質問に何故か木之花咲耶姫は動揺し始めた。 桜也「どうした?まさか…言いにくい理由なのか?」 咲耶「まあ……確かに……言いにくい……かな//」 木之花咲耶姫は顔を赤らめ俯いてしまった。 幽々子「あらあらまあまあ…」 紫「なるほどね…」 そんな様子を見た幽々子と紫は納得した表情を浮かべた。 桜也「え!何納得顔になってんの2人は!?」 紫「だって分かったもの。木之花咲耶姫があなたを守る理由。」 幽々子「私も分かったわ~」 2人の言葉に桜也は唖然とした。 桜也「俺……分かってない……」 紫「鈍感」 幽々子「朴念仁~」 咲耶(じぃ~~~~) 2人から残酷な言葉が送られ、木之花咲耶姫からは気づいてほしい視線が送られた。 桜也「理不尽だろうこれ…」 桜也はため息を吐いて頭を掻いた。
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