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部屋を決めた後に白玉楼の主要となる場所(お風呂やトイレやキッチンなど)をまわっている頃にはすっかり日が沈んでいた。
幽々子「じゃあそろそろご飯にしましょう。今日は桜也達のために豪華にしてちょうだい。妖夢、頼んだわよ。」
妖夢「分かりました!」
妖夢は早足でキッチンへと向かっていった。
桜也「俺と咲耶のために‥なんか悪いな。」
幽々子「気にしないの。私がここで暮らさないって誘ったんだから。後こういう理由がないとたくさん料理が食べられないから。」
桜也「なんじゃそりゃ…」
咲耶「あはははは!」
幽々子の言葉に桜也は呆れ、咲耶姫はおおいに笑った。
咲耶「あ、そうだ桜也。料理ができるまで庭を散歩しない?」
桜也「お、いいなそれ。幽々子、庭で散歩してきてもいいか?」
幽々子「構わないわよ~たぶん妖夢の料理ができあがるのは1時間位だからそれまでには帰ってきてね。」
桜也「了解。じゃあ行こうか。」
咲耶「ええ。」
桜也と咲耶姫が出て行こうとした時
幽々子「木之花咲耶姫、」
幽々子が咲耶姫を呼び止めた。
咲耶「咲耶でいいですよ。そのかわり私も幽々子って呼びますから。」
幽々子「あらそう?じゃあ咲耶、頑張ってね~」
咲耶「も、もう…幽々子のバカ//」
咲耶は逃げるように桜也の所に走っていった。
幽々子「ふふふ…可愛いわね。」
そんな姿を見て幽々子が微笑んでいると
紫「ハロ~幽々子、遊びに来たわ。家族全員でね。」
藍「すいません幽々子様、こんな時間に…」
橙「こんばんは幽々子様!」
スキマから八雲一家が現れた。
幽々子「残念だけど桜也達は今、自慢の庭を散歩中よ紫。」
紫「あらそうなの?せっかくみんな連れてきたのに‥」
幽々子「いい雰囲気になってるかもしれないから邪魔は駄目よ~」
紫「そう言われると気になるわ~」
藍「紫様達は何の話をしているんですか?ていうかなんでこの時間にみんなで白玉楼に?」
紫「もう少しで分かるわよ。藍、あなたは妖夢の手伝いでもしてきなさい。」
藍「はぁ…分かりました。」
橙「私も行きます藍様!」
藍「ありがとう橙。」
2人は妖夢を手伝うためにキッチンに向かった。
紫「何時戻るのかしら?」
幽々子「1時間以内よ。ふふ…」
2人は庭に顔を向けた。
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