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「いや~夜桜も綺麗だわ。」
自宅の自分の部屋の窓から桜の木を見つめている少年がいた。
彼の名前は緑川 桜也〈ミドリカワ オウヤ〉
高校生で別にそれといった特徴のない普通の高校生だ。
ただひとつ、桜也の特徴を探すなら…それは桜也の近くにはいつも桜の木が咲いている。
と言っても春以外に桜が桜也の周りに咲いているわけではない。
桜也の住んでいる自宅の庭にとても大きな桜の木があった。桜也が五歳の時にこの家に引っ越してきた時はなかったのだが、桜也が六歳の時、突然庭に桜の木の苗が出現した。
桜也と両親はとくに興味をもたなかったが、一年、三年と季節が過ぎていく内にどんどん大きくなり十年経った今、桜は巨大な大木になっていた。
まるで桜也と一緒に成長するように。
桜也「おっと桜に見取れている場合ではないな。さっさと妖々夢をプレイしなければ。」
桜也は今、東方にはまっている。とくに妖々夢をとても桜也は気に入っていた。
桜也「うちの桜も綺麗だけど、幽々子の弾幕も綺麗だな~西行妖もきっと綺麗なんだろうな~。」
桜也は東方をポーズ中にして再び外の桜の木を見た。
桜也「見てみたいなあ…西行妖。」
桜也は静かにそう呟いた。
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