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(こうやって会話するのは初めてですね。)
桜也「じゃあ、さっきから聞こえた声はお前のだったのか。本当に妖桜だったんだな…」
(確かに私は妖桜ですが、私が桜也と会話できるのは私の力ではありません。桜也…あなたの力です。)
桜也「俺の力だって?…まさか、ありえない。俺は普通の人間だぜ。」
桜也は妖桜が言ったことを笑いとばした。
(有り得なくありませんよ。周りに耳を傾けて見てください。)
桜也は言われた通り目を閉じて周りに耳を傾けた。すると、
(変な人間がいる~)
(本当だ~自殺しにきたのかな?)
(まだ子供じゃない…)
周りからいろいろな声が聞こえてきた。
桜也「…………………」
(これで信じてくれますよね。あなたが能力を持ったことを。)
桜也「と、とりあえず無理矢理納得することにした。でさ、俺の能力ってなんなの?」
桜也は自分の心臓の鼓動が速まっていくのを感じた。まさか自分に能力があるなんて思ってなかったからである。
(あなたの能力は……!!危ない後ろ!!)
妖桜が叫んだ。
桜也「なんだ?………うお!?」
桜也が後ろを見ると剣を持った少女が桜也に飛びかかる瞬間だった。
桜也は右に横っ飛びしてどうにか避けた。
「あなた!どうやってこの白玉楼の奥まで侵入したんですか!」
2つある剣のうち1つを手にとって構えているのは魂魄 妖夢だ。
桜也「魂魄 妖夢か?ご、誤解だ!侵入なんかしていない!」
桜也は慌てて否定するが
妖夢「あなた…何故私のことを知っている!私は知らないのに。それにここまで来て侵入してないってどこまでしらを切るのかしら?」
桜也「話せば長くなるが…?」
妖夢「その前にあなたを斬る!」
桜也「理不尽すぎる!」
妖夢「理不尽で結構!私は私の仕事をこなします!」
そう言って再び襲いかかってきた。
桜也「闘うしか…ってスペルカードねえぞ俺!?」
弾幕ごっこ
緑川 桜也 VS 魂魄 妖夢
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