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妖夢「はあ!!」
妖夢が白楼剣を振り下ろした。すると弾幕が大量に現れ、桜也に向かってきた。
桜也「ちょ、ちょっと待て妖夢!話を聞いてくれ!」
桜也は弾幕を避けながらも妖夢を説得しようと試みたが、
妖夢「あなたを倒したら話を聞きます!」
桜也「遅いわ!」
桜也は少しキレながらツッコミをいれた。
(桜也、どうして闘わないのです?)
先程から黙っていた妖桜が語りかけてきた。
桜也「自分の能力が分からないのに闘えるわけないだろ!それにスペルカード持ってないし、妖夢みたいな武器もない。」
(なるほど…分かりました。)
桜也「分かったって何が!?」
妖夢「さっきから何独り言を言いながら私の弾幕を避けてるんですか!」
桜の声は桜也にしか聞こえないので妖夢には桜也が独り言を言っているように見えるのだ。
妖夢「こうなったら、六道剣『一念無量劫』」
妖夢がスペルカードを使ってきた。
桜也「マジかよ!?スペカ使うのかよ!?」
妖夢は自分の周りを無差別に斬りだした。すると、斬った場所から弾幕が現れ、桜也に向かってきた。
桜也「………無理だ。」
桜也はあまりの弾幕の多さに逃げることを止めて目を瞑り衝撃に耐える構えを見せた。
(桜也に傷は負わせません!)
突如として桜也の前に桜の花びらが大量に現れ、妖夢の攻撃を防いだ。
妖夢「なに!?」
妖夢は目を丸くして驚いた。
桜也「助かったありがとう。」
(いえいえ…さて桜也、あなたを助けるためにスペルカードを差し上げます。大事に使ってください。)
桜の花びらと一緒にカードが3枚落ちてきた。
桜也「これが、スペルカードか?」
(ええ、そのスペルカードに弾幕のイメージと名前を入れて完成させてください。)
桜也の持っているスペルカードはまだ白紙だった。
桜也「おいおい、どうやって弾幕と名前を入れるんだ?それに自分の能力も分かってないのに作れるわけないだろ。」
(忘れてました。スペルカードを持って弾幕と名前をイメージすれば入ります。それと桜也の能力でしたね。)
桜也「教えてくれ!俺の能力を…」
(桜也の能力は…
桜を操る程度の能力です。)
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