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振り向くと、そこに立つ大柄の男が1人
「お前
俺の車に今何してた!?」
「うぇ…
いや、なにも…」
言いながら
車を背中で隠すカイジ
(やべぇー…
この車の持ち主か
ほんの遊びのつもりだったが
こんな事になるなんて
クソッ!
下手踏んじまったぜ)
「おいっ
何を隠している!」
ジリジリとカイジに近寄る男
(クッ!
どうする?!)
カイジの後ろには
自ら傷つけた
目の前の男の車
そして己の手には
今まさに傷を作り出したナイフが握られている
言い逃れなど
出来ようもない状況
絶体絶命である
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