始点

3/4
前へ
/6ページ
次へ
振り向くと、そこに立つ大柄の男が1人 「お前 俺の車に今何してた!?」 「うぇ… いや、なにも…」 言いながら 車を背中で隠すカイジ (やべぇー… この車の持ち主か ほんの遊びのつもりだったが こんな事になるなんて クソッ! 下手踏んじまったぜ) 「おいっ 何を隠している!」 ジリジリとカイジに近寄る男 (クッ! どうする?!) カイジの後ろには 自ら傷つけた 目の前の男の車 そして己の手には 今まさに傷を作り出したナイフが握られている 言い逃れなど 出来ようもない状況 絶体絶命である
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加