始点

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と、まさにその時 カイジが己の犯した 過ちを悔いていた その瞬間 カイジに届くは声 「おい ちょい待ちぃや島崎 カイジ君が 困ってるやないかァ?」 果たしてこの声の主は カイジを救う天使の啓示か それとも 地獄へと突き落とす 悪魔の囁きか 「しかし… 三田村代行 良いんですか?」 島崎、と呼ばれた男が 傍らに歩み出た男へと聞く 「コイツ 確実に代行の車に イタズラしてますぜ?」 「わぁーかっとるわぁ だからこの俺が 直々に話つけてやろうと 出てきたんやないか」 三田村、と呼ばれた男がカイジへと歩みよる 「なぁあんた カイジ、さんやろ?」 「えっ なんで俺の名前を…」 「あぁすまんすまん ちぃーとばかし あんたについて調べさせてもらったわ あんたの経歴や 素性、その他諸々なぁ」 言って三田村は 不敵な笑みを浮かべる ざわ…       ざわ…       ざわ…     ざわ… 状況は良くなるどころか さらにカイジに暗雲 雷雲立ち込める (なんなんだ一体…) カイジに待つ 運命とは!?
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