中年男性の夢の変化

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中年男性の夢の変化

高橋圭吾30才、小学生の頃から歌手に憧れてて25になれば東京デビューする予定だった。それが今ではコンビニとビラ配りの掛け持ちバイト。結婚もしてなければ、セックスの経験も無い。しかし、大好きだったロックスターが亡くなり、メジャーを目指すのを止めた。歌を諦めた訳じゃない。インディーズでやる事に決めたんだ。メジャーの人は売れるに連れて周りが歌詞の書き換えやドラマ等のために作りたくもない歌を作らされ、〆切に追われる。そういうのが嫌だからロックを好きになったのに矛盾しているようで嫌になった。彼は歌いたい時に歌う吟遊詩人に夢を変えた。image=289748322.jpg
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