episode2

3/8
前へ
/189ページ
次へ
次の日…五瀬は学校に来なかった。上條に問い詰めたら…知らないと… 『葵…元気なかったから昨日なにしたんすか?葵だって…傷つく事あるんすよ』 元気ない…? 『…まっ先生がちゃんと考えてくれれば…いいっすけど』 考える?それはどういう… 「…」 時間はゆっくり過ぎていくはずなのに…もう昼休みだ… 「…上條の様子でも見に行くか」 「西崎先生‼また来てますよ…」 また? 「懲りないですね…」 「五瀬か…今日は来てないし…どうやって」 だが…このままにしておけないよな…行くか‼ 「ハロー」 「由香‼何でいんだよ?」 「葵の事気になって…それにまた来てるかと」 そういや…昼休み入ったんだったな 「葵いないし…生徒に手だしされたら困るじゃない」 「何だ?お前いつから正義の味方になったんだよ?」 ふふーん 「最初からよ」 「葵の前の父親の時とは大違いだな」 「昔の事は言いっこなしよ‼」 葵だって…司だって…同じでしょ?でも磯城さん…今どこにいるのかしら? 「いない?ついに退学か?」 「違う…ケガをしてな…休養だ」 ケガ? 「先生…頭ケガしてるけど…何したんだ?まさか…お前…西崎…西崎」 ピクッ 「悪いが…本人はいない…いるならとっくに出てくるはずだ…」 それは言えてるな… 「おい…ちょっと変えるぞ…ケガしてるならやりやすそうだな」 何⁉ 「今夜…奴を叩き潰す」 じゃーな 「待て‼」 五瀬… 「西崎先生…よく追い返してくれました」 教頭… 「だが五瀬が…」 「自分で引き起こした事…関係ありませんよ」 何だと?
/189ページ

最初のコメントを投稿しよう!

156人が本棚に入れています
本棚に追加