episode2

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「それに彼は学校辞めると言ってますし」 「やめる?どうして⁉」 「母親から届けが来たんだよ」 まさか…俺が… 「それは?」 「理事長に渡した」 くそっ 「先生…何故そこまでする?」 ピタッ 「五瀬君…奴は極道の血をひいている…みな恐れている。私もだ」 教頭… 「極道は…こんな世界には生きて行けないのですよ…先生」 そうかもしれない…だけど… 「あいつだって…好きで極道に生まれて来たんじゃない…喧嘩だって…向こうから仕掛けてきて…五瀬は…俺達のために戦ってるんだ」 だからこそ…誰も傷つかないだろ? 「五瀬だって生きる権利はある。間違った道を行くなら…俺が手を差し出す。」 迷わないように 「…」 スタスタ… 「かっこいい」 「あれ…君は」 「由香でーす…何だあっさり帰ったのね」 まさか…奴らと戦うために来たのか? 「それにしても…葵学校辞めるんだ?昨日行かないとは言ってたけど」 え? 「由香‼」 「失恋だもんね~あんなに学校嫌いだったやつが受験までして…そんなに好きだったのね」 学校嫌いなのは…確か聞いたような… 「葵って…不器用だから…うまく伝わらないのよ」 「そうだな…」 「でも…頑張ってるの私達は知ってる」 君… 「司…もう行くわ‼何かあったら呼びなよ?」 「わかった」 行ってしまった… 「理事長にあうんすか?多分行かなくても大丈夫すよ」 え?何で? 「届けなら由香が破り捨てましたから」 「はあ⁉」 由香ってさっきの?またやることがすごいな…理事長…唖然としただろうな…
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