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「…」
でっでかい…相変わらずでかい家だな…俺の家といい勝負か
「先生いらっしゃい」
「どうも…五瀬さん」
「美波でいいですよ…」
いや…そういうわけには…
「そちらに…コーヒーと紅茶どちらにします?」
「じゃー紅茶で」
わかったわ
「何だ?葵の担任か」
「央巳さん…ええ…心配で来てくれたのよ」
ペコッ
「心配ね…あいつの心配する先生なんかいなかったが…変わってるなあんた」
そうなのか?
「中学も問題おこすし…あいつは…みんなに危害加えないためにやってるが…他の奴らはそんな事分かってねーし」
上條も言ってたな…
「極道は…市民に取れば危険な人物なのさ…むしろ近づきたくない…葵は逆に避けてるようだが…」
避けてる…?
「誰も信じてない…だがそんな奴から受験の話が出て驚いたな」
「どうぞ」
コトッ
「中学で仲間は2人…誰も心を見ない。教師も怒るだけでケガの心配すらしない。むしろ邪魔者扱いだ」
そんな…
「でも葵が受験したいと…あんなに学校嫌いでまともに行かなかったあの子が…」
前を見て
「恋だ…葵言ってた…好きな奴に好きって届かせるにはどうしたらいいか…と」
まあ…そうだったの?
「まっそいつにフラれたんだな…だから行きたくないんだと」
「そうね…昨日酔っ払って帰ってきたし」
は?
「酒飲んできたんだよ…フラフラでな…顔ぐちゃぐちゃ爆笑だな」
央巳さん‼
「今朝辞めると言って…理由は何となく分かっていたけど…まさか恋なんて…」
てっきり由香ちゃんが好きなのかと…ふふっ
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