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episode3
「西崎…そろそろ帰る」
「え?」
「親帰って来るだろ?」
ふーん
「お前の家より静かだ…いてもいなくても同じだ」
そうなのか?
「どうせ泊まりだろ…11時だし」
え?やばい
「央巳さんに怒られる…美波にも」
親なのに…名前で呼んでるのか…
「帰るなら送ろう」
「あっ…ああ」
ビクッ⁉
「電話だ…少し待て」
ビックリした…
「…」
しばらく松葉杖だな…まっ武器にもなるからいいか…
「五瀬…お前の家からだ…よく番号分かったな…」
央巳さんだな…簡単に調べてしまうんだよな
「今日は2人で過ごしたいから泊まれだと」
は⁉なんだそれ?
「あいつら…💢俺が学校行ってる間2人で過ごしてんだろうが💢」
何言ってんだヤロー‼
「…今から帰って怒りに行くか?」
「…いかねー泊まる💢」
そうか…
「西崎…学校は辞めないけど…まだ体罰中だろ?この足じゃ何も出来ないが…?」
そうだな
「なら…勉強するか…プリントとか持ってくるから」
「司は?あいつ真面目だしな…喧嘩系はしないんだ…」
そうだな…1人より2人の方が楽しいだろう
「わかった…勉強に回そう。上條なら五瀬にも教えてやれるからな」
俺はそこまでバカじゃねーよ‼
「さっゆっくり休め」
「西崎は?」
「仕事だ…今日は何か手が着かなくてな…」
それ俺は手伝えないよな…
「分かった…つか部屋どこ?」
「2階だ…一番奥な」
ふーん…そこが客室か…
「…」
スタスタ…ガチャ
「うわー」
何だ…これ…
「西崎が使う学校の部屋に似てる…」
客室には見えないが…まっ俺だから…この部屋にしたんだな
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