episode3

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「…ん」 パチッ 「…」 何処だ?つか…今何時? 「あっ…そうだここは西崎の」 すっかり忘れてた…よく寝たな… 「時計が見えねー」 本が邪魔だ💢さすが国語科担当だけはあるな 「ん?」 何か今… 「💤」 「⁉」 「グウ…」 「うっ…うわー」 ドスン 「いってー‼なっ何で西崎が隣に寝てんだよ」 いつから?つか…ここ客室だろ? 「何ですか⁉どうしました健人」 ギクッ 「まっまずい」 西崎の両親か…?帰ってたのか? 「健人…開けますよ」 うわ~待ってくれ 「母さん?何でもない…本に埋もれる夢見て驚いただけだ」 え? 「そうですか…今日学校は?」 「…休み」 「分かりました。では」 本に埋もれる夢?健人もまだまだ子供っぽい夢を見るのね 「おはよう…随分叫んだな…お陰で目が覚めたよ」 ガシッ 「何でてめーがいんだよ?ここあんたの部屋か?客室じゃねーのかよ」 「客室?客室が良かった?」 当然だろ‼ 「…いや~何かあったらあれだし…ここからだと部屋離れてるからね」 あっ…そういや…この部屋だけ異様に離れてたな… 「親の事なら気にするな…どうせ知ってるはずだ…」 「何で…」 それなら俺慌てなくて良かったんじゃないか? 「…靴隠してないし…居間にお前の着替えがあるからだ」 ズドーン 「普通隠すだろ💢」 「父親はともかく…母親は主婦だ…その足で見つからないようにするのは無理だ」 ガーン 「心配するな…俺に任せろ」 「…」 おい…五瀬…そんな目で俺を見るな…かなり疑いの眼差ししてるじゃないか…
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