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「…ん」
パチッ
「…」
何処だ?つか…今何時?
「あっ…そうだここは西崎の」
すっかり忘れてた…よく寝たな…
「時計が見えねー」
本が邪魔だ💢さすが国語科担当だけはあるな
「ん?」
何か今…
「💤」
「⁉」
「グウ…」
「うっ…うわー」
ドスン
「いってー‼なっ何で西崎が隣に寝てんだよ」
いつから?つか…ここ客室だろ?
「何ですか⁉どうしました健人」
ギクッ
「まっまずい」
西崎の両親か…?帰ってたのか?
「健人…開けますよ」
うわ~待ってくれ
「母さん?何でもない…本に埋もれる夢見て驚いただけだ」
え?
「そうですか…今日学校は?」
「…休み」
「分かりました。では」
本に埋もれる夢?健人もまだまだ子供っぽい夢を見るのね
「おはよう…随分叫んだな…お陰で目が覚めたよ」
ガシッ
「何でてめーがいんだよ?ここあんたの部屋か?客室じゃねーのかよ」
「客室?客室が良かった?」
当然だろ‼
「…いや~何かあったらあれだし…ここからだと部屋離れてるからね」
あっ…そういや…この部屋だけ異様に離れてたな…
「親の事なら気にするな…どうせ知ってるはずだ…」
「何で…」
それなら俺慌てなくて良かったんじゃないか?
「…靴隠してないし…居間にお前の着替えがあるからだ」
ズドーン
「普通隠すだろ💢」
「父親はともかく…母親は主婦だ…その足で見つからないようにするのは無理だ」
ガーン
「心配するな…俺に任せろ」
「…」
おい…五瀬…そんな目で俺を見るな…かなり疑いの眼差ししてるじゃないか…
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