episode1

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カチン…固まる 「待て待て…そんな事より早く書け…二度とするなよ…喧嘩」 そんな事? 「何だよ⁉好きって言うのがそんな事なのか?言っとくけど…付き合えるなら付き合いたいんだけど」 真っ赤になって言ってるけど…俺は困った そして沈黙が過ぎ…今に至る… 「いや…五瀬…悪いが俺は教師で…お前は生徒なんだ…」 「それって関係あるわけ?」 うぐっ…言い訳にはならないか… 「とにかく…書け‼」 「…分かった」 ふうー 「…」 「ただいま」 「遅かったなクソガキ」 💢 「俺は葵だ‼ガキじゃねー」 「そうか?俺から見ればガキだがな」 だったらお前はクソジジイじゃボケ💢 「その傷また喧嘩か」 「何ですって?葵…ダメでしょ?喧嘩なんかしちゃ‼」 ちっうるさいな… 「いいじゃねーか‼美波」 「央巳さん…しかしですね…」 パタン 「葵‼もう…昔の父親の影響かしら」 「さあーな」 「…」 「健人…入りますよ」 「はい」 ガチャ 「また勉強ですか?教師も大変ですね」 「別に…好きだからやるんだ」 そうですか… 「しかし…あの人のあとを継いでくれたら母は嬉しいのですが」 父親か… 「命令なんかで…俺は動かねー」 「はいはい…ではゆっくりしていって下さいね」 パタン「…」 はあ…勉強してるか…でも頭に入らない。あいつの言葉が気になるのか? まさかな…有り得ない。相手は16だぞ 「…」 「葵…飯だぞ」 「なっ央巳さん…」 ん? 「好きな奴に好きって言ってもさ…その好きが届かないと信じてもらえないんだ…どうしたらいいかな?」 そいつは…
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