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カチン…固まる
「待て待て…そんな事より早く書け…二度とするなよ…喧嘩」
そんな事?
「何だよ⁉好きって言うのがそんな事なのか?言っとくけど…付き合えるなら付き合いたいんだけど」
真っ赤になって言ってるけど…俺は困った
そして沈黙が過ぎ…今に至る…
「いや…五瀬…悪いが俺は教師で…お前は生徒なんだ…」
「それって関係あるわけ?」
うぐっ…言い訳にはならないか…
「とにかく…書け‼」
「…分かった」
ふうー
「…」
「ただいま」
「遅かったなクソガキ」
💢
「俺は葵だ‼ガキじゃねー」
「そうか?俺から見ればガキだがな」
だったらお前はクソジジイじゃボケ💢
「その傷また喧嘩か」
「何ですって?葵…ダメでしょ?喧嘩なんかしちゃ‼」
ちっうるさいな…
「いいじゃねーか‼美波」
「央巳さん…しかしですね…」
パタン
「葵‼もう…昔の父親の影響かしら」
「さあーな」
「…」
「健人…入りますよ」
「はい」
ガチャ
「また勉強ですか?教師も大変ですね」
「別に…好きだからやるんだ」
そうですか…
「しかし…あの人のあとを継いでくれたら母は嬉しいのですが」
父親か…
「命令なんかで…俺は動かねー」
「はいはい…ではゆっくりしていって下さいね」
パタン「…」
はあ…勉強してるか…でも頭に入らない。あいつの言葉が気になるのか?
まさかな…有り得ない。相手は16だぞ
「…」
「葵…飯だぞ」
「なっ央巳さん…」
ん?
「好きな奴に好きって言ってもさ…その好きが届かないと信じてもらえないんだ…どうしたらいいかな?」
そいつは…
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