episode1

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「言い続けるしかない」 「う~」 「いつか…分かるさ。向こうが嫌がるようなら、これ以上…近づくのはやめた方がいいな」 ふーん 「何だ?恋か?誰だ?」 「うるさい‼言わねー」 「…まっ俺には関係ないしな…お前が楽しいならそれで構わないさ」 ぐ~優しくすればいいってもんじゃない‼ 「さっ飯食うぞ」 「ああ…分かったよ」 「おはようございます。西崎先生」 「あっおはようございます」 いかんいかん…ふうー 「ん?」 机の上になんかある 「これは…」 五瀬の反省文…?何でここに? 「あっそれ…さっき教頭先生が持ってきたんですよ…次は退学って言ってました」 退学⁉それはまずい。教頭に話を聞いてもらおう 「…」 まただ…ヒソヒソうるせえ 「葵…朝から不機嫌だな」 いつもの事だが… 「司…別に不機嫌じゃねーよ」 「まあまあ…そんな怖い顔してるからダメなんだよ」 俺がわりぃのかよ? 「そうそう…僕日直でな…日誌取りに行ったんだが…教頭と西崎先生が何やらしんみりと話し込んでたよ」 西崎が? 「昨日の怒られてるんだな…ほどほどにしないと退学かもな」 「それはそれで構わないけど?」 は?まじか? 「でも…お前」 「なったら…なっただ…西崎は俺を信じてくれないし…喧嘩だって向こうから仕掛けてくるんだ」 確かにな…無理もない…あいつの息子だからな…離婚してもそれは変わらないか… 「司…俺は西崎に信じてもらう。そのためには言いまくる」 言いまくるって…何を? 話がかみ合ってないようだ…
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