156人が本棚に入れています
本棚に追加
「西崎先生…あなたがそこまで言うなら任せます。」
「ありがとうございます。教頭先生」
ただし…
「何かあれば退学決定です…よろしいですね?」
「はい」
「しかし…何故そこまで肩を持つのやら」
え?
「君も大変だろうに…担任だからとて…生徒を気にする事はないがな」
どういう意味だ?
「特に彼は…」
「教頭先生…それは悪口ですよ…あくまで教頭あろう方が悪口は行けません。」
何?
「五瀬は…俺が何とかします。生徒だから…みんな同じ気持ちで見てます。彼も同様です」
では…
「…」
退学が出来たら…とっくにしている。くそっ‼
「さて…どうしたものか…」
ガラッ
「五瀬?」
「あっ来た…おせーから見にきた」
お前…完全にさぼる気だろ?
「何だ?その鞄は」
「…次体育だから」
「ごまかすな💢バレバレなんだよ」
ちっ
「退屈なんだよ…あんたの授業今日ないしな」
え?
「好きな奴の授業なら…どんな事があっても出るけどな」
「…」
ダメだ…理解出来ん…
「早く入れ…冗談言ってないで」
「⁉」
冗談…?
「五瀬‼」
「ちっ」
俺は冗談なんか言ってない…何だよ…10歳離れてると…信用ないのかよ‼
「…」
「葵…よっ‼昼休みはいつも屋上だな」
「あまり関わりたくないだけだ」
そう
「司…お前は何で俺といる?」
「そりゃ…幼なじみだから…だろ?」
いや…そうじゃなくて
「それに…僕は好きでここにいる…ダチなんだからさ」
好きで…側にいる…そうか…西崎はやっぱり恋として好きを受け取ってないんだ…だから冗談とか言うに違いない。
最初のコメントを投稿しよう!