episode1

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「西崎先生…あなたがそこまで言うなら任せます。」 「ありがとうございます。教頭先生」 ただし… 「何かあれば退学決定です…よろしいですね?」 「はい」 「しかし…何故そこまで肩を持つのやら」 え? 「君も大変だろうに…担任だからとて…生徒を気にする事はないがな」 どういう意味だ? 「特に彼は…」 「教頭先生…それは悪口ですよ…あくまで教頭あろう方が悪口は行けません。」 何? 「五瀬は…俺が何とかします。生徒だから…みんな同じ気持ちで見てます。彼も同様です」 では… 「…」 退学が出来たら…とっくにしている。くそっ‼ 「さて…どうしたものか…」 ガラッ 「五瀬?」 「あっ来た…おせーから見にきた」 お前…完全にさぼる気だろ? 「何だ?その鞄は」 「…次体育だから」 「ごまかすな💢バレバレなんだよ」 ちっ 「退屈なんだよ…あんたの授業今日ないしな」 え? 「好きな奴の授業なら…どんな事があっても出るけどな」 「…」 ダメだ…理解出来ん… 「早く入れ…冗談言ってないで」 「⁉」 冗談…? 「五瀬‼」 「ちっ」 俺は冗談なんか言ってない…何だよ…10歳離れてると…信用ないのかよ‼ 「…」 「葵…よっ‼昼休みはいつも屋上だな」 「あまり関わりたくないだけだ」 そう 「司…お前は何で俺といる?」 「そりゃ…幼なじみだから…だろ?」 いや…そうじゃなくて 「それに…僕は好きでここにいる…ダチなんだからさ」 好きで…側にいる…そうか…西崎はやっぱり恋として好きを受け取ってないんだ…だから冗談とか言うに違いない。
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