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「上條は草取り…五瀬は俺の世話…と言うか手伝いだ」
西崎の?
「じゃーずっと一緒か…悪くない」
「…授業中は一緒じゃないし…逢えるのは放課後だけだ」
何だと⁉
「何でだよ?納得行かねー」
「なら教頭の手伝いするか?」
もっと嫌だ…
「五瀬…我慢だ‼さっ始めてくれ…5限目授業だから…さぼるなよ」
あっ…まさか5限目って西崎の授業だ…やってしまった…
「なんだこれ?」
資料大量だな…掃除しろってか?
「面倒くせー💢」
草取りの方がマシだ
「美波~」
「央巳さん…どうしました?」
「クソガキ…体罰だとよ」
体罰⁉
「さっき西崎とか言う教師から電話あった。西崎先生の手伝いだと」
コマ使い?
「まっこれにこりて…喧嘩しなきゃいいけど」
「無駄だろ?葵がそんなんでくじける奴じゃないさ」
央巳さん…何か楽しんでない?
「💤」
「ふうー寝てる」
しかも…部屋めちゃくちゃ💢きれいにするはずだろうが?
「西崎…好きだ」
「‼」
またか…寝言まで…悪いが無理だ…俺はお前の思ってるような奴じゃないからな…
「あれ…西崎?」
ビクッ
「何だ…俺寝てたのか」
「五瀬…部屋が汚いが?これできれいにしたとか言うんじゃないよな?」
え?
「まさか…ちゃんとやるって…」
「全く…上條なら先に帰ったぞ?俺も一緒にやるから…さっさと終わらすぞ」
マジ?一緒にか…嬉しいぞ
「ん?どうした?」
「何でもない」
真っ赤だ…窓から差し込む夕日のせいか…
「…」
絶対…西崎を追いかけてやる‼やっと…ここまで来たんだからな…
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