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4番、キャッチャー…田島君
「打てよ~田島ぁ!」
「ボールよく見ていけよ!」最終回裏2アウト2、3塁
俺たち盛濱中は3ー1で敗けていた。
俺は3塁ランナーで田島の姿を見守っていた。
第2球………ビュッ
カ―――――ン!!
「おらぁぁぁぁ!!」
「よっしゃぁ~~~!!ランナー回れぇ!!」
打球はセンターの頭を抜けていった。俺は余裕でホームインした。
―3‐2だ…2塁ランナーが帰れば同点………
そんな事を考えているうちに、ランナーは3塁をまわりホームに帰ってきた。
ようやくセンターがボールを取った。田島は3塁を回ろうとしていた。
「走れ田島ぁ~!!お前がホームインすればサヨナラ勝ちでドラマのような展開になるぞぉ~!!」
センターからホームにボールが帰ってくる……田島もホームに向かって走る……
「いけぇ~~!!」
ズサァー!!田島がスライディングする。
―このタイミングなら…
………何っ!!キャッチャーが俺の上に!?はっ!センターからの送球がそれ………
ズガァァァァアン!!!
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