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逢凪の反応を見て、霙の目が光った。
「な~に、すでに逢ちゃんともやっちゃたの?」
「か、母さん!何言ってんの!?」
「ふむ、俺の息子が女ったらしとは…」
「父さん!悪のりしないで!!」
「酷い、昨日はあんなに激しかったのに…」
「スズが来たのは、30分程前でしょ!」
「兄さん…」
「アイ、お願いだから信じないで!」
霙が和樹を弄りだしたのを皮切りに、武と鈴凪が、それに悪のりをしたため、逢凪の表情がさらに、曇ってしまうというカオスな状況が出来上がってしまった。
霙と武と鈴凪は、それを見て、爆笑している。
そんな状況が、収まる頃には、すでに学校に行く時間になっていたため、和樹達は急いで朝食を食べて家を飛び出した。
ちなみに、なぜ鈴凪達が大藤家で朝食を食べていたかというと、霙が「どうせ、和樹を起こしに来るなら、一緒に朝食を食べていきなさい」と言ったからだそうだ。
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