質問と名前
10/10
読書設定
目次
前へ
/
229ページ
次へ
最後の数字を打ち込み終わり、携帯を耳にあてる。 呼び出し音が鳴るのと同じタイミングで、別の音が鳴る。 味気のない音だった。 彼女も――どこの会社のものでもない――携帯を取り出して、ボタンを押し耳にあてる。 「もしもし、日並です。美少女さんでしょうか?」 顔を赤くしながら、彼女は答えた。 「人違いです。私の名前は――」 そこで一呼吸、たっぷり前以上に溜めて一言。 「すがたです」
/
229ページ
最初のコメントを投稿しよう!
149人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!