adagio

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  ユチョンがユノをからかうと、ユノは俺の頭から手を離してユチョンの髪をぐちゃぐちゃにした。 YC「あぁ!せっかく格好良くしてもらったのに!」 YH「自業自得だ。」 YC「…こんな所で覚えたての四文字熟語とか使わなくていいし。」 JJ「あははっ!」 それから、俺達は少し話してからナースコールを押した。 そして、お医者さんと看護師さんが来て軽く触診されると、やはり全身打撲だった。 医「ですが、念の為に精密検査も行いますので、今日は泊まっていただきます。」 JJ「ぇ…」 YH「はい。分かりました。」 戸惑っていると、ユチョンが俺にウィンクをして、口を動かした。 YC「(げんばには、つたえてあるよ。)」 そうだったんだ…。 ユノ達は聞いてたのかもしれないな、俺が眠ってる間に。 そう思って何も言わずにユノとお医者さんを見ていると、話し終わったユノが頭を下げて、お医者さんは去っていった。 YH「ジェジュン、今日はこれから検査だ。」 JJ「検査って?」 YH「何処を打ってるか分からないから、念の為に色々診るんだって。MRIとか、色々やるみたいだぞ? 今は順番待ちだって。」 JJ「そっか…。」 YH「それで異常もなくて、急変もしなかったら明日退院だ。だから、そんな寂しそうな顔するな。」 YC「はぁ~。今日はヒョンの晩ご飯食べられないのかぁ。」 YH「仕方ないだろ。今日はデリバリーだな。あぁ、それと、仕事は明日以降に繰り越しだ。明日から、忙しくなるぞ。」 YC「うぇぇ~、睡眠時間はぁ?」 YH「今日だよ今日。ジェジュンは大変かもしれないけど…」 JJ「大丈夫だよ。検査だってそんなに疲れないだろうし。」 YH「あんまり無理しないで、痛かったら痛いって言えよ?」 JJ「うん。分かってる。」 ユノは、また俺の頭を撫でてくれていた。 この部屋は、他にも患者さんがいてそれ以上の事は出来ないからか、ユノの手はずっと俺の頭を撫で続けていた。  
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