adagio

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  それから俺は、検査の為にストレッチャーに移されて、病院内を回った。 ユノ達は、その間に一旦みんなと集合して、現状報告をしてくるって言ってた。 JJ「(もう来てくれないのかなぁ…。)」 医「では動きます。」 JJ「ぁ、はい。」 ただの打撲の割には大袈裟な機械での検査は、それほど苦痛にはならなかったけど、1人だっていう事が少しだけ… 辛かった。 それから、他の検査もしてまたベッドに戻った。 よく見てみると、そこはHCUだった。 だから、ただの打撲なのに心電計なんて付けられてるんだ…。 なんて、自分の心電図を見ながら考えていた。 ピッ ピッ ピッ─ 自分の心臓が動いてると証明してくれる機械音は、少しだけ安心をくれた。 YH「…ジェジュン?」 JJ「ユノ、っていうか…」 JS「ジェジュンヒョン…!」 YH「声がデカい。」 JS「良かった…。スタジオで見た時、もう…」 JJ「え…?」 YH「ライトが割れたりして、結構凄かったからな。」 JS「うん…。もうあんなの見たくない。」 JJ「ごめんね、心配掛けて。」 動けないから、ジュンスをハグしてあげられないけど、ジュンスは首を横に振って笑ってくれた。 JS「痛い?」 JJ「動こうとしたら、ちょっとね。」 YH「ゆっくり休めばすぐ元通りになるさ。」 JJ「うん。」 ユノのこの言葉を、俺は疑わなかった。 この時の俺は、これから何が起こるかなんて… 全然分かってなかったんだ…。  
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