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戯言プロローグ
質問その一
『人間はいつ死ぬだろう?』
本当に人はいつ死ぬんだろうね?
身近でかつ最上級の疑問。寿命が尽きた時だと答える者はたくさんいると思う。俺もそう思う。
ふふ、いい答えだとでも言っておこう。が、その答えが正解かのか不正解なのかは解らん。
ま、俺自身答えは知らない。すまんな。意地悪問題というやつだ。
では次に質問その二。
『その寿命とはいつ尽きると思う?』
いつか必ず訪れる死。それはいつかな……?
もしかしたら運悪く明日尽きるかもしれない。いや、もしかしたら一年後に尽きるかもしれない。はたまた十年後、百年後かもしれない。
実際、人の死――生物の死なんて人がわかるわけない。俺も答えも知らないし。答えはなし。解なし。
――でも知ってる奴がは一応いる。死を司る神――所謂死神だ。
寿命が知りたいなら~死神さんにで聞けばいいんじゃないの?と俺は思う。
って死神がいるの?って突っ込みまれる……か。はは、そうだね……じゃ仮に――いや、死神がいるとでも言っておこう。断言する。死神はいる。
一般的に死神が見えたからそれは死が近いらしいって言われているらしい……命を奪いに来るか来ないとか……?
あれだ。あれと同じだ。ささくれは親不孝の証というやつ……ちょっと違うか?
迷信、噂、作り話……などなど。
んじゃ、この意地悪な質問の最後の質問。
って意地悪って言っちゃった。てへっ!
ま、そうかりかりしないでくれたまえ。本当に最期の質問だ……。
『……死神に憑かれた俺はいつ……死にますか……?』
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