126人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
あの日から、
もう7年…。
凜は毎年、逢いに
来てくれる。
去年も、あの温かい
笑顔で逢いに
来てくれた。
ただ…
俺の名前を呼んでは、
騒いでいた
凜はもう隣には
居ないわけで。
正直に言えば、
まだ悲しいし寂しい。
…傷は癒えない。
今は年に1度、
必ず逢いに来てくれて
いるけれど、
それもいつかは
なくなっちゃうんじゃ
ないかって。
本当は
凄く不安なんだ。
*
最初のコメントを投稿しよう!