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母、杉本樺奈子は
15歳で二つ年上の男性と恋をし
私を身籠った
若すぎる二人に
周囲の目は冷たく
資産家の一人息子だった父は
母が妊娠すると直ぐに海外へ留学し
そのまま二度と会うことはなかった…
元々身体が弱かった母は
引き離された父を想い
悲しみに沈み
見る見る衰弱していったそうです
そんな母を心配した祖父母は
お腹の子
つまり私を中絶させようと母を説得した
だけど
彼を失った悲しみの上に私までも失うことを
母は強く拒み…
危険を承知で出産を決意しました。
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